家族サービスデザイン #2 上位下位関係分析
「UXはシアワセみたいな意味だから、名刺に書いてカッコイイものでもない」という話を聞き、だったら逆に「妻を幸せにする」という挙式時の誓いをUXデザインで叶えられないか?と思い付いてやってみた第2弾。
インタビューから得た「ゴミはゴミ箱に捨てて欲しい」等を個々に潰してもキリがないし、手間がかかる割に当たり前の水準にしか辿り着けない。そこで、本質的な要求を特定して、本気出して叶えるアプローチをとる。
本質的な要求は表面に現れるものでないので、日頃の行動を黄色付箋に挙げ、目的が同じものをグルーピングして、青色→ピンクへとラダーアップする「上位下位関係分析」を行った。「幸せになりたい」まで抽象化すると対策が打てないので、その手前くらいの抽象度で手を打つのがポイントだとか。
所感:
- ラダーアップ時の頭の使い方は、KJ法やKA法と似ているよう感じた。「手法は本質でない」と言われる所以はこの辺りかもしれない。上手いラベルを書く苦手を克服しないと、UXDやるのは難しそう。
- リビングに模造紙を張って毎晩少しづつ作業していたら、妻が付箋を増やしてくれた。家族サービス界は需要と提供の二極でなく、お互いに影響し合うエコシステムであるので、共創は自然なこと。
- あまりママ友と群れないイメージの妻だったのが、本質的な要求価値として「身近な人との繋がり」が挙がったのは意外性あった。
- 迷走してまいりましたが、次回は構造化シナリオ法か何かで、「マジ価値」を満たす家族サービスの設計を試みる予定。
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