家族サービスデザイン #1 エクスペリエンスマップ

世界平和を歌うシンガーソングライターが、家庭内でトラブルを抱えていると、説得力に欠ける。UXデザイナーも同じく、家庭を幸せに出来ない人が、製品やサービスを通して世の中を幸せに出来るか疑わしい。

かく言う私も自宅不在が多く、家庭を顧みる方ではないので、今一度、HCD専門家として家庭に向き合おうと思い立つ。平日、私がいない家庭で何が起こっているのか、妻に根掘り葉掘りヒアリングして、1日の運用に着目したAS-ISのエクスペリエンスマップを作成してみた。



所感:


  • 成果物の良し悪しは置いといて、家事育児に向き合おうとすること自体に好印象が得られた。
  • 成長と共に運用や困りごとも変わるので、定期的に現状を書き下す子育て奮闘記録フォーマットとしても良さそう
  • 有り合わせの文具を使うと、マジックが太過ぎたり、模造紙1枚では狭かったりする。参加してきたワークショップはよく作り込まれていた。
  • 妻の周りには育児関連のあるべき論(例:何時に就寝させるべき)が溢れているが、現実的には運用不可能で折り合いを付けねば回せず、キチンとしたい気持ちとの間で葛藤がある。
  • 運用の困り事に対しては、おばあちゃんのリソース活用などで手を打ってきて、それなりの効果が得られているが、困り事を無くす範囲から脱していない。
  • 結婚する際には「幸せにする」と約束したが、そう言えば妻の「幸せ」について特定できておらず、さらなるリサーチが必要。

不定期ですが、真の家族サービスドミナントロジックに根ざした家族サービスデザインを実践すべく、次回は上位下位分析か何かの予定。

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