Xデザイン学校公開講座in大阪(初日)
普段、UX KANSAIでは苦しむ参加者を運営として余裕の見物しているところ、今回は参加者として「Xデザイン学校公開講座in大阪」で一緒に苦しんできた。みんな...こんなに苦しんでいたんだ...スマンカッタ。
全体の流れとしては、初日に講義と大学のキャンパスでフィールドワークをして、人が「嬉しい」と感じる具体的な集めてくる。それを翌日に分析してパターンとして整理し、パターンを使ったサービスをデザインする。ハードな2日間だった。
あえて迷路のようにしているのか、自分がすすんで読みそうなジャンルの隣に読まなそうなジャンルが置いてあって、偶然の出会いがありそうでワクワクする図書館。
図書館の中にALL DAY COFFEEがあってお洒落っぽい。
そんな図書館の通路にいきなり現れるオープンなセミナールーム。女子率が1割を下回る学部にいた私は、女子が多いとソワソワして講義に集中できない。
サービスデザインと能の共通点を見出して語る山縣先生のお話に、アナロジー思考(後述)を見出した。
「人はどんな状況で嬉しいのか?」を探るために、4人チームをさらに2つに分けたペアで学内に潜入して、人を観察して、問いを立てたことを相手と共有して、実際に「どうしてXXXしているんですか?」と声をかけて聞き出すという流れを繰り返す。
フィールドワークを共にした学生が「自分でも分かってしまうから疑問が湧いてこない」と話していたのが印象に残った。...ということは、アラサーサラリーマンである私が抱いた問いに対する答えを、隣にいる学生から聞き出して自己完結できるではないか。対象者に近しい人と離れた人が一緒にフィールドワークするのは賢いやり方なのだ!と正当化してみる。
英語しか話してはならない建物に入り浸る学生のみなさんは、インタビューのみならず記念撮影にも応じて下さった。
「ゼミの研究で...」と前置きするアラサーサラリーマンって、明らかに怪しいだろと自己ツッコミするところ、近大のみなさんはオープンマインドで気さくに応じてくださった。
ゼミの研究と言うことで協力してもらいやすいメリットはあるんだけど、無理に絞り出そうとしてくれているのでは?と感じる瞬間もあった。また、学校内にいる大人の方だと「どんな研究なの?」と逆に問い詰められたりもするから注意。
会話が途切れて「ご協力ありがとうございました!」と言ってインタビューを終えた後に、「あれも聞いておけば良かった!」と後悔することばかり。でも、すぐに次の機会がやってくるので、短い時間だったけど場数をこなすことで少しは上達したかもしれない。
戻ってきて少しの講義と共に、お互いに探してきた嬉しい状況を共有した。
KAカードに記述して、おぼろげに近そうな匂いがするカードをテーブルに置いてグルーピングするところまでが初日のワークだった(2日目はこちら)。
お互いに見せ合って、学生ってこういうところに着目するのか!?というのが新鮮だった。...ということは私も学生から見て視点が違っていて「社会人はこういうこと思うのか!」と思われているかもしれない。そんなサラリーマンっぽい視点で見つけたことって、下手するとサラリーマン特有のバイアスと同義なんじゃないかと悩んでみたりもする。幅広い視点を持つのが理想で、そういう意味からも違う視点に触れたことは収穫だった。
曲のタイトル(例:ウェイウェイ大学生)が対象ユーザーで、KAカードに書くべき特徴的な行動(例:産近甲龍あたりの学生は制服着てユニバ行きがち)と、心の声(例:四年でたくさん思い出作るぜ)と、価値観(例:大切なものは単位より遊びと睡眠)を歌詞にちりばめた3分程度の楽曲として演奏して、観客が盛り上がるリフレクションによって受容度を評価している。
当事者にとってはあえて言葉にするようなことでもないけど、そこそこ入り込まないと分からないくらいの「あるある!」エピソードを探し当てる。こういう視点を持てるのは芸大の素養によるものだろうか。観察なのかインタビューなのか、どうやって創作しているのだろう。
全体の流れとしては、初日に講義と大学のキャンパスでフィールドワークをして、人が「嬉しい」と感じる具体的な集めてくる。それを翌日に分析してパターンとして整理し、パターンを使ったサービスをデザインする。ハードな2日間だった。
初日のダイジェスト
2日目から参加された社会人も多かったので、雰囲気が伝わればいいなと思い写真多めに残しておく。初日の会場はマグロ養殖で有名な近畿大学。
あえて迷路のようにしているのか、自分がすすんで読みそうなジャンルの隣に読まなそうなジャンルが置いてあって、偶然の出会いがありそうでワクワクする図書館。
図書館の中にALL DAY COFFEEがあってお洒落っぽい。
そんな図書館の通路にいきなり現れるオープンなセミナールーム。女子率が1割を下回る学部にいた私は、女子が多いとソワソワして講義に集中できない。
サービスデザインと能の共通点を見出して語る山縣先生のお話に、アナロジー思考(後述)を見出した。
突撃エスノグラフィックインタビュー
女子大生とチームを組んでキャンパス内を案内してもらいながら、女子大生をよく観察してから話しかけるフィールドワーク。...と書いたら字面の破壊力が凄い。「人はどんな状況で嬉しいのか?」を探るために、4人チームをさらに2つに分けたペアで学内に潜入して、人を観察して、問いを立てたことを相手と共有して、実際に「どうしてXXXしているんですか?」と声をかけて聞き出すという流れを繰り返す。
フィールドワークを共にした学生が「自分でも分かってしまうから疑問が湧いてこない」と話していたのが印象に残った。...ということは、アラサーサラリーマンである私が抱いた問いに対する答えを、隣にいる学生から聞き出して自己完結できるではないか。対象者に近しい人と離れた人が一緒にフィールドワークするのは賢いやり方なのだ!と正当化してみる。
英語しか話してはならない建物に入り浸る学生のみなさんは、インタビューのみならず記念撮影にも応じて下さった。
「ゼミの研究で...」と前置きするアラサーサラリーマンって、明らかに怪しいだろと自己ツッコミするところ、近大のみなさんはオープンマインドで気さくに応じてくださった。
ゼミの研究と言うことで協力してもらいやすいメリットはあるんだけど、無理に絞り出そうとしてくれているのでは?と感じる瞬間もあった。また、学校内にいる大人の方だと「どんな研究なの?」と逆に問い詰められたりもするから注意。
会話が途切れて「ご協力ありがとうございました!」と言ってインタビューを終えた後に、「あれも聞いておけば良かった!」と後悔することばかり。でも、すぐに次の機会がやってくるので、短い時間だったけど場数をこなすことで少しは上達したかもしれない。
戻ってきて少しの講義と共に、お互いに探してきた嬉しい状況を共有した。
KAカードに記述して、おぼろげに近そうな匂いがするカードをテーブルに置いてグルーピングするところまでが初日のワークだった(2日目はこちら)。
お互いに見せ合って、学生ってこういうところに着目するのか!?というのが新鮮だった。...ということは私も学生から見て視点が違っていて「社会人はこういうこと思うのか!」と思われているかもしれない。そんなサラリーマンっぽい視点で見つけたことって、下手するとサラリーマン特有のバイアスと同義なんじゃないかと悩んでみたりもする。幅広い視点を持つのが理想で、そういう意味からも違う視点に触れたことは収穫だった。
ヤバTがエスノグラフィーに見えてくる
セミナーの内容とは関係ないけど、受講してみて「ヤバイTシャツ屋さん」というバンドは、エスノグラフィーやってるんじゃないかと思えてきた。曲のタイトル(例:ウェイウェイ大学生)が対象ユーザーで、KAカードに書くべき特徴的な行動(例:産近甲龍あたりの学生は制服着てユニバ行きがち)と、心の声(例:四年でたくさん思い出作るぜ)と、価値観(例:大切なものは単位より遊びと睡眠)を歌詞にちりばめた3分程度の楽曲として演奏して、観客が盛り上がるリフレクションによって受容度を評価している。
当事者にとってはあえて言葉にするようなことでもないけど、そこそこ入り込まないと分からないくらいの「あるある!」エピソードを探し当てる。こういう視点を持てるのは芸大の素養によるものだろうか。観察なのかインタビューなのか、どうやって創作しているのだろう。
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